埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 639
■ 種類 論文
■ タイトル
Chlorinated Polycyclic Aromatic Hydrocarbons in Sediments from Industrial Areas in Japan and the United States
■ 著者   Yuichi Horii  埼玉県環境科学国際センター
  Takeshi Ohura  静岡県立大学
  Nobuyoshi Yamashita  (独)産業技術総合研究所
  Kurunthachalam Kannan  ニューヨーク州立大学
   
   
   
   
   
   
   
■ 出版元
■ 出版年 2009
■ 誌名・巻・号・年 Archives of Environmental Contamination and Toxicology, Vol.57, No.4, 651-660, 2009
■ 抄録・要旨 塩素化多環芳香族炭化水素 (ClPAHs) は環境中に広く分布する大気汚染物質であるが、各環境マトリックスにおける分布はあまり知られていない。本研究では、ClPAHsの環境汚染実態を明らかにするため、東京湾及び米国から採取した底質試料について、20種のClPAHs及び16種の多環芳香族炭化水素 (PAHs) の残留状況を調査した。分析したすべての底質からClPAHsが検出され、その濃度は36〜24,000 pg/gであった。東京湾コア試料分析から得られたClPAHsのフラックスは、0.029〜0.57 ng/cm2/yrであり、PAHsの値と比較して1000分の1程度であった。また、ClPAHsとPAHs濃度は優位な相関を示すことから、ClPAHsの発生源や環境中の分配はPAHsと直接関連しているものと示唆された。米国工業地域の底質については、クロロアルカリ工場跡地周辺から最高濃度 (24,000 pg/g) が検出され、Saginaw川流域及びNew Bedford港の平均値は、それぞれ1,880 pg/g、1,140 pg/gであった。環境リスク評価を行うため、ClPAHsの毒性等価係数(対ダイオキシン)を用いて底質中の毒性等量(TEQ)を算出し、ダイオキシン類を初めとする各種有機塩素化合物の値と比較した。東京湾及びSaginaw川流域底質のTEQ濃度は、それぞれ1.1 fg-TEQ/g、及び2.4 fg-TEQ/gと見積もられ、同試料中のダイオキシン類TEQ濃度と比較して10万分の1程度であることが判明した。
■ キーワード ClPAH, chlorinated PAH, sediment

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